第2話 <そんなお願い 第2章>

「おじゃましまーす」

 新堂 茜<しんどう あかね>の声が漣の家に響く。

 

「どうぞ、あがってください。誰もいないので、大したおもてなしは出来ませんが」

 漣は新堂さんを自室へと誘導する。

 新堂さんはキョロキョロしながら進み、漣の自室へと入る。

「どうぞどうぞ、遠慮せずに。このテーブルで勉強しましょう」

 新堂さんと漣は勉強道具を並べた。

 

「さっそく勉強を始める感じでいいですか?」

「もちろん。よろしくお願いします、漣先生!」

ニコっと笑顔で新堂さんは言う。

「そんな先生と言われるようなことはできませんよ。

 では、まずは各々、宿題を終わらしましょうか。

 分からないところがあったら、その都度でも最後にまとめてでも好きに聞いてください」

「は~い」

 

 それから、2人は黙々と勉強を始めた。

 たまに新堂さんから漣に質問があるが、新堂さんの理解力は高く、漣が少し説明するとすぐに理解するため、基本的に静かな空間が保たれている。

(う~ん、これだけ理解力のある新堂さんが成績を落とすとなると、申し訳ないですが教員の指導力に疑問が出てきますね)

 ちなみに、漣は教員の指導力を全く必要とせずにいるので、同じクラスなのに教員の質をこの時まで把握していなかった。

 

「ん~、終わった!

漣くんのおかげでいつもよりしっかり理解できたし、早く終わったよ。ありがとう」

 新堂さんは笑顔で言った。

 

「いえいえ、新堂さんの実力ですよ」

「……ねぇ、付き合い始めたのに、まだ名字で呼ぶの?」

「あー、そうですね。茜<あかね>さんと呼んでもいいですか?」

「うーん、まぁ、まずはそこで許してあげるか」

 新堂さん 改め 茜さんは言った。

 

「これから何する?……あ、エッチなのはダメだよ!

私はそんな軽い女じゃないんだからね!」

 茜さんは茶化したように言う。

「そうですね、では、前回は私がいろいろお願いを聞いてもらったので、今日は茜さんのお願いを聞く日にしましょう」

「お願い?……すぐには思いつかない気がするけど」

 茜さんが率直に感想を言った。

 

「まぁ、お願いというと思いつかなければ、聞きたいことでも良いと思います。聞きたいことを答えてもらうのも一種のお願いだと思いますので。お互いまだ知らないことばかりですし」

「あ、そうだね!私、知りたいこといっぱいある!

……じゃあ、まず、漣くんは中学校は何部だったの?教えて?」

「中学の部活はですね……」

 漣は茜さんの質問に答える。

 

 簡単な質問に5つほど答えた頃からだった。

「えーと、じゃあ……何かこの部屋暑くない?」

「そうですか?では、冷房の温度を1℃下げますね。

続きをどうぞ」

 

 茜さんの顔が少し火照っており、少し目元が潤み始めた。

「……何で前回はあんなことしたの?」

「それは、前にも言ったように茜さんの体があまりに綺麗で我慢できなくなりまして」

「……じゃあ、漣くんは私の体目当てってこと?」

「違いますよ。元々好きだったんです。ただ、同じ場所にいると……自制が難しかったんです。すいません」

 

 茜さんは体を漣の方に近づけて言った。

「じゃあ……キスして」

 漣は何も答えず、茜さんと唇を重ねる。

 そして、2人のキスはどんどん深くなっていく。

 

 漣が、今日行った常識改変は<新堂 茜は、三日月 漣に「お願い」を叶えてもらうほど性欲が高まっていく>というものだ。

 前回は、漣のお願いを叶えてもらったが、そうすると何でそんなお願いをしたのか、という話になってしまったので、今回は逆にお願いを叶えてあげる立場になることにした。

 加えて、世界の常識改変に比べて、個人の常識改変は少し複雑なことが可能で、性欲を高めるというその個人が意図して実行できない事柄の制御が可能となる。

 

「漣くん……私、何か変な気分になってきちゃった」

「大丈夫ですか?

……何かして欲しいことはありますか?」

 漣は、茜さんがこの先のお願いを言いやすいように誘導する。

 

「……気持ちよくして」

 茜さんの言葉を受けて、漣は優しくおっぱいを服の上から揉み始める。

「あ……ああ!……あぅ」

 

 茜さんの体は、漣に対する繰り返しのお願いにより性欲がかなり高まっており、理性を総動員して保っている状況だった。

「服が擦れて辛そうですね。

脱がしてあげましょうか?」

「……脱がして」

 

 茜さんはまだルールに気づいていないため、さらにお願いを積み重ね、どんどん性欲に忠実な精神状態へとなっていく。

 

 漣は、素早く茜さんの全ての衣服を脱がすとベッドへと寝転がす。

「あそこが凄く濡れていますね……」

 茜さんの女性器はパンツをびしょびしょに濡らし、ひだはピクピクと動いている。

「率直に聞きます。もしかして、セックスしたいですか?」

 

 茜さんは返答に迷う。自分で今日はエッチなことをしない!と言ったのに、それを破るのか、と。

 しかし、 茜さん の体はもう理性で留められる状況ではなかった。

「……したいの……して」

 

 漣は素早く服を脱ぎ、コンドームを付け、電気を付けたままベッドへと入り、息子をあてがう。

「ああ!……気持ちいいよー」

 茜さんの女性器に漣の先端が触れただけで、茜さんは反応する。

 

(今回は部屋が明るいから、よく見える。茜さん、本当にいい体してるな……)

 漣は茜さんの反応を楽しみながら、少し奥に進めては戻すという行為をゆっくりと行う。

 

「も、もっと奥まで……奥まで入れて!」

「分かりました」

 茜さんはこの期に及んで漣に焦らされるためにお願いをしてしまい、性欲が更に高まってしまう。もう、電気がついていることに気づくことなどできない。

 

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